韻律と鼓動 「月夜の浜辺」の一考察

タイトル:韻律と鼓動 「月夜の浜辺」の一考察 

制作者:永冨美里、林晃世

中原中也にとってのボタンのように、役立てるつもりもないのに捨てるに捨てられない。そんなものはありませんか?

「夏の夜の博覧会は、かなしからずや」という中也の別の作品にも、ボタンが登場します。

月夜の晩に波打際に落ちていたボタンは、一体何をつなぎとめていたのでしょうか。

この詩を読んだときの思いを、鼓動を、静かな夜の海のような、それでいて生き物のような、そんな映像に込めました。詩の情景を思い浮かべながらご鑑賞ください。

習作 2021/9/18-10/8

タイトル:習作 2021/9/18-10/8

制作者:宮﨑那奈子

2021年9月18日(土)から10月8日(金)までの21日間、作者がその日「もっとも遠くに来た」と感じた場所で毎日撮影を行った。本作は、そのようにして撮影した映像素材を21秒に編集したものである。

映像の使用する部分には、作者が感覚的に選んだカットと機械的に抽出したカットが含まれており、それらの関係を探った。

フワモフ

タイトル:フワモフ

制作者:太田宙、嶋晏澄

昨今のアニメではCGのレンダリング方法をセルアニメのような見た目にすることで、違和感なく組み合わせるような技術がある。本作品は、そのような複数の描写が合わさった映像で行われる描写の違いを、どちらかに合わせようとするのではなくわざと隔たりを作ることで、画面の中の不和自体を表現にした作品である。また図と地が反転することで、手書きアニメーションとCGの描写の関係性を変化させることを試みた。

trees

タイトル:trees

制作者:竹本誠

私は、自然の中に長くいると、自然と自分の境界が曖昧になっていくように感じることがある。今回の映像作品では、植物の中を駈け抜けて森の中に入っていくような感覚を表現しようと思った。植物の種類は、普段私達が、雑草と呼ぶ草花や、植林された林でよく見かける杉などの針葉樹を選んだ。森の入口を走り抜けて自然の中入って行く一瞬の映像。そんなシーンを3DCGの植物でつくりました。

NIPPON

タイトル:NIPPON

制作者 :佐々木颯太

クリスタル広場のデジタルサイネージの柱4つを四季に見立てて時間の経過とともに現実と非現実の曖昧さを鑑賞者に問いかける様な作品を3DCGで制作した。又、制作者側のエゴにならない様に鑑賞者的視点を意識して制作した。

CUBE

タイトル:CUBE

作者:中嶋 遼太郎

CUBEは箱。この栄にある地下のモニターを箱に見立て箱の中で行われる

非現実的で規則性のある動きに異空間さや不思議な体験を感じてもらえればと思います。

タイトル:嵐

作者:中島光一

栄の地下という人と天候が関わらない空間で、雨、雷、竜巻などといった嵐によって起こる天候の様々な変化を青を基調とした映像で表現し、日常生活の中に非現実的な空間を作りあげます。

Stay warm

タイトル:Stay warm

作者:岩下梨々花

この作品は見る人に暖かい気持ちになってほしい、暖かくしてほしいという気持ちを込めています。また、作品を作る過程で柱という無機物が、暖かい見た目になることで視覚的にも見る人に温もりや暖かみを感じてもらえたらいいな、と思い制作しています。

-FUTURELANTERN- 未来への道しるべ

タイトル:-FUTURELANTERN- 未来への道しるべ

作者:伊藤 大作

柱4面にGIFによるキャラクターを配置しています。

各キャラクターは同じ世界のキャラクターでバックストーリー上で繋がっています。

Twinkle Days

タイトル:Twinkle Days

制作者:有馬 里香 大河内 七砂 神谷 梨央 瀬古 侑紗 館林 千鶴子 鶴添 由佳 西岡 亜未 水野 ひよ梨 山村 咲季 吉村 芽郁

この映像は、栄で開催される「友人の誕生日会」「アーティストのライブ」「コスプレのイベント」「絵の展示会」の4つのイベントに向けて自分が輝くための準備をする4人の1日を表現しました。

待ち合わせの目印であったクリスタルのオブジェに代わり、新しくその場を輝かせるLEDと私達の作品で現在のクリスタル広場をさらにキラキラさせたいという思いで作成しました。